特別かつ象徴的なボトル


1937年に考案されたこのロゴいりボトルはシャトーヌフ・デュ・パップのワインのプロモーションにつながり、知名度も高まった。このボトルはまた共同体であることのマークでもある。

 

シャトーヌフ・デュ・パップのワインにはそれに見合った仕様を!と1937年、バロン・ピエール・ルロワ・ドゥ・ボワゾマリエ率いる生産者組合はオリジナルな紋章入りボトルを考案した。この紋章はサン・ピエールの鍵の上にある法王の三重冠のシンボルである。この紋章の周りはゴシック体でChâteauneuf du Pape Contrôlé と記されている。以来、このボトルは世界中を回ってきた。世界的に認知されたこのボトルはシャトーヌフ・デュ・パップのワインのプロモーションには欠かせなく、また認定証の役割も果たしている。

法律上ではこのマーク入りボトルは集団共用のものであり、これは保護される権利を持つ。

2004年9月21日、破毀院はこのシャトーヌフ・デュ・パップの紋章入りボトルに付随する権利を認めた。ここで以下のように記されている。《 この紋章入りボトルは保護された芸術作品であり他に類を見ない個性を携えている。このような素晴らしい作品の作者は特許申請をするべきである。同様に個性を持った原産地呼称もそこに加えてボトルを合わせて保護されるべきだ。》

世界的レベルで競争が繰り広げられ、詐称行為や偽造品が出回る中、シャトーヌフ・デュ・パップにとってはこのようなはっきりとしたアイデンティティをもった集団共用マークを所有し法律に保護されることは非常に重要なことである。